動画解説
まずはこれを見てください。
神戸電鉄新開地駅の放送をほぼ全種類収録してきました。めんどくさかったです
概要
神戸高速鉄道の駅放送の担当は、
となっております。俗にいう「高速おばさん」です。
放送の内容
神戸電鉄では、詳細型の放送が鳴る駅は
新開地・湊川・鈴蘭台・谷上・有馬口・岡場・横山・公園都市線各駅
です。このうち新開地駅以外は、
「まもなく、N番線に、電車が参ります。危険ですから、黄色い線 or 白線の内側にお下がり下さい。この電車は、(種別)、○○行きです。(停車駅案内など)」
というフォーマットになっています。湊川は例外的に下り線という呼称を用います。かつて湊川が終着の頃の名残だそうです。
新開地駅は少々異なり、
「N番乗り場に電車が参ります。危険ですから、白線内にお下がり下さい。この電車は、○○行き、(種別)です。(以下停車駅案内・連絡案内)」
というフォーマットです。
発車放送は、
「N番乗り場から、○○行き、(種別)、発車いたします。(ブザー)」
となっております。
動画内の放送のより詳しい解説
動画で登場する順に、動画で出来なかった箇所の解説をします。特に鈴蘭台で連絡する運用をメインに行おうと思います。
1.準急三田(粟生線の列車に連絡)
準急三田行きは基本的に鈴蘭台で粟生線と連絡するようになっています。9時~17時の三田行きはすべて該当します。この中でも志染行き連絡は少々少な目となっています。
2.急行三田(小野行き・粟生行きに連絡)
急行三田行きは早朝・夜間のみに設定されています。この中でも小野行き・粟生行きに連絡する運用は、小野行きが休日18:41発、粟生行きが平日20:00発、休日17:57発のみと少数です。
3.普通有馬温泉(岡場行きに連絡)
新開地始発の有馬温泉行きは、朝や夕方にそこそこの本数が設定されています。この中で平日7:21発のものは、有馬口で岡場行きに連絡する唯一の運用となっています。しっかり発車前放送でもその旨を言います。
4.準急有馬温泉
今回の収録において最大級のめんどくささを誇る運用です。
平日の早朝(6時台)に2本だけと収録するのがとても厄介です。人によっては新開地付近で宿泊しないと収録できないでしょう。
5.普通谷上
現ダイヤでは新開地始発の谷上行きは存在しません。大体10年くらい前は存在していたらしいです。
大雨などで花山~大池間などで土砂崩れが発生して谷上~有馬口間運転見合わせの時に出現します。
6.普通志染(有馬温泉行きに連絡)
今度のダイヤ改正で減便が予定されています。
志染行きの本数は比較的少な目ですが、平日21:01発のみの運用で有馬温泉行きに接続するものがあります。ほかの運用でも三田線系統の行き先に連絡するものは希少となっています。
7.普通三木(谷上行きに連絡)
このブログでも前に取り上げましたが、恵比須・三木上の丸・三木までの最終列車です。まず23:43発と日付が変わる手前の発車のわりに、入線時刻は23:20前後と結構時間が空く運用です。
終点まで行くともう新開地方面に戻れない収録者泣かせの運用 ですが、なんと三木市の要請で昼間に三木行きが設定されるようです。昼間の志染行きが延長する形です。
8.普通小野(道場南口行きに連絡)
21:17発の運用は鈴蘭台始発の道場南口行きに接続します。ほかのレアな三田線の列車に連絡する運用が平日と休日で異なるのに対して、この運用は平日と休日で発車時刻が共通しています。
9.準急小野・粟生(三田行きに連絡)
この運用は有馬温泉行きに連絡する運用もありますが、三田行きに連絡する数少ない運用もあります。小野行きが休日17:25発、粟生行きが17:40発のものが該当します。
10.快速粟生
平日の帰宅時間帯に3本あります。レアな3番線からの発車の便もあります。
(新開地駅は2面3線の頭端式ホームで、2番線と3番線を同じ線路が共有しています。1・2線は三田方面、3・4番線は粟生方面となっています。通常は2番線として使われることが多く、3番線として使われるのは朝や夕方などの列車が多くなる時間帯のみです。)
今度のダイヤ改正で消滅することが決定しています。記録したい人はお早めに。
終わりに
思ったよりも連絡する行き先の幅が広く、時間帯が早朝 or 深夜のみの運用もあるため、過酷でしたが、やり切った気分です。
時刻表とにらめっこすることで、何か面白い運用が見つかるかもしれませんよ。